【成虫を1頭だけ飼育する方法】
カブトムシの成虫を1頭だけ飼育する方法を紹介したいと思います。こちらの方法では、コバエはダニなどが発生しやすい
昆虫マットや、腐葉土ではなく、消臭効果も期待できるハムスターマットを使用します。以前は、ミズゴケを使用する方法も紹介していたのですが、臭いが少し癖がありましたので、最近は、ハムスターマットを使用しています。カブトムシをペアリングしないで、繁殖をさせない場合、ケンカさせずに体に傷をつけたくない、産卵セットを組んだあとのオスの単体飼育などに、簡単で安くコストパフォーマンスに優れ、しかも、清潔に飼育することが可能です。
※写真の例では、ハムスターマットではなく、ミズゴケを使用しています。
※画像をクリックすると拡大表示され、順番に閲覧できます。
【飼育用品をそろえる】
プラケースミニ |
ハムスターマット |
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エサ皿 |
昆虫ゼリー |
・プラケースミニ × 1
・ハムスターマット 適量
・エサ皿 × 1
・エサ・・・昆虫ゼリを1日に1個程度
【ハムスターマットを用意する】
こちらでは、カブトマットや腐葉土などは使用せず、ホームセンターで安価に手に入り、消臭効果やダニ抑制も期待できるハムスターマットを使用します。ハムスターマットの原材料は、主に針葉樹なので、ダニ・線虫などの害虫の発生を防ぐ効果が期待できます。私の使い方は、非常に簡単で、そのまま入れて使用しています。カブトムシの成虫には、湿気が必要だとは思いますが、エサとして入れる昆虫ゼリーや、容器がある程度密閉されていることにより、ある程度、湿度が保たれるため、加水はほとんどしていませんが、特に問題ないようです。どうしても、気になるのであれば、霧吹きですこし湿ったかなと感じる程度の湿気を与えてやるだけでよいと思います。
【レイアウト】
ハムスターマットをそのまま、プラケースにカブトムシが潜ってかくれるくらい高さまで入れます。そして、エサ皿に昆虫ゼリーをセットして配置しすると、レイアウト完成です。ハムスターマットは、臭いがしてきたり、見た目に汚れてきたら、新しいものと交換します。こちらで、使用しているような通常のプラケースの場合、フタの部分からコバエが侵入してしますので、古新聞など適当な大きさに切って、フタと容器の間にはさんで置くとよいでしょう。新聞紙はベタベタにならなければ、カブトムシが息ができる程度の空気は通すので穴は開けなくても大丈夫です。気になるようであれば、針などでプチプチと穴を空けてください。
【メンテナンス】
最後にカブトムシを入れて、セッティング完了。毎日の飼育は、エサ交換とマットの汚れ具合をみて交換するくらいです。エサは、市販の昆虫ゼリーを与えます。毎日確認して、減っていたり、ひどく汚れているようなら、1日に1個程度を目安に交換します。ハムスターマットも、湿気を吸って、臭いがしてきたら交換しましょう。