腐葉土・・・あまりお金をかけたくないときに

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【腐葉土・・・あまりお金をかけたくないときに】

腐葉土って一体、何なのでしょうか?まずは、そのあたりを探るため園芸用の一般的な腐葉土の作り方をみてみましょう

・クヌギ・コナラなど広葉落葉樹の落ち葉に水をかける

・ポリバケツなどの容器に落ち葉を入れ、足で踏み固める

・油粕、または米ヌカを一握りふりかける

・さらに落ち葉を入れる

・上記を容器がいっぱいになるまで繰り返す

・一ヶ月ほど寝かせる

・全体をよく混ぜて、またねかせる

・3ヶ月〜半年くらいで黒くなれば完成

とまぁ、こんな感じです。これをみると、油粕とか米ヌカとかは発酵を手助けするために入れていると思われるので、葉っぱしかカブトムシの栄養になるものはなさそうですね。これだけでは、幼虫の成長は期待できそうもありませんね。ホームセンターなどで市販されている腐葉土は、防腐剤・発酵促進剤などが入っているもの、クヌギ・コナラなど広葉落葉樹以外の針葉樹が入っているものなどがあるのでそれらは選ばないように注意することが必要です。まず、店員さんに聞いてみて、それでもわからない場合は、袋の裏側などの「成分分析の表示」から判断しましょう。

また、自然の野山から腐葉土を持ち帰って使用するという方法も考えられますが、ムカデ・ミミズなどが入っている可能性があるので、電子レンジなどで、害虫を駆除するなどの方法が用意されているのでなければ、あまりオススメではありません。

じゃ、いったいどの腐葉土なら安心して使えるんだって声が聞こえてきそうですね。化学肥料が入ってない腐葉土として「JT(日本たばこ)の腐葉土」が定評があったようですが、その販売元である「JTアグリス」という会社が、かなり前に販売を終了したとのことです。現状では、やはり自力で探すしかなさそうです。

腐葉土だけで飼育しても、幼虫が死んでしまうということは少ないようですし、普通に幼虫を飼育するだけなら、腐葉土だけで十分だということが言われています。確かに、幼虫を飼うだけなら、死んでしまうこともなく飼うことが可能なようですが、どうやら、大きなカブトムシを育てるためには「腐葉土」だけではは難しいようです 。

そこで、プラスアルファとして、「朽木」(産卵木として売られているものでもいいですよ)を入れることをオススメします。それは、外国産のカブトムシが、主に、自然界でエサとしているものは倒木などの朽木であること。国産カブトムシが、日本人の身近な昆虫となったのは、里山でシイタケ栽培などに利用されたホダ木が捨てられていたものが朽木になったものをエサにしてきたからと言われていることなどからです。入れる目安としては、大プラケースで1本から2本、ベランダストッカーで3本から5本くらいがいいと思います。

【ポイント1】
腐葉土は、落葉広葉樹(クヌギ・コナラなど)から作られたものを選ぶ


【ポイント2】
腐葉土で幼虫を飼うときは、朽木・産卵木を一緒にいれる方がいい

 





 
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