【市販のカブト専用マット…安全性と大型個体作出の両立を狙うとき】
カブトマットを選ぶ際、もっとも、安全で確実な方法は市販のカブト専用マットを選ぶことです。やはり、幼虫の成長も期待できる市販のカブト専用マットを購入するのが一番ということになってきます。
メーカー、ショップなどで研究されているので、バクテリア配合なんていうものもあって高性能なものが多いです。ただ難点は、コストの面から見ると、大量の幼虫を飼育するときは考えないと、お財布の中身が・・・なんてことになっちゃうことです。そのあたりのバランス(ご利用は計画的に・・・ですか?^^)を考慮しないといけませんね。
カブト専用マットは、多種多様なものが、販売されているので、どれが、一番いいのかとは言い切れませんが、注意したほうがいいポイントがあります。それは、一次発酵までのものなのか、二次発酵まで終わっているものなのかという点です。
クワガタ用とされて売られているマットは、主に一次発酵までで、色は薄茶のものが多く、オガクズに近い色感じがするものが多いです。これを、カブトムシの初齢幼虫に使用してしまうと、消化能力が未発達なため、死んでしまう可能性が高いです。(もし、誤って購入してしまったら、あとで説明する「小麦粉添加発酵マット」に流用してみましょう)
カブトムシ用として売られているマットは、どちらかというと、色は黒に近い状態で、土みたいな感じのイメージのものが多いです。こちらは、十分に発酵が進んでいて、カブトムシの幼虫には最適な状態のものと考えていいでしょう。
はっきりと、クワガタ用、カブトムシ用と書かれていればいいのですが、どちらにも使えるような書き方をされている商品は、そのあたりを考えて購入しなければなりません。特にメーカー製のもので、昆虫用品を中心としていないメーカーのものにその傾向が多いようです。
大手量販店だと、どうしても、昆虫専門メーカー製よりも、犬猫用品メーカー製(昆虫用品以外も多く取り扱っている)のものの方が、流通上の力関係で、お店にならんでしまうという裏事情あります。くれぐれも、カブトムシの写真がかっこいいからとかいった、商品のパッケージだけ見ないで判断してくださいね。(わたしは、ペット用品の問屋に勤務していたことがあるので、どのメーカーがどうということはわかっているのですが、あえてここでは控えさせていただきますね。)
また、昆虫ショップなどが作っているショップオリジナルのカブト専用マットも効果が高そうですね。カブト用とクワガタ用との違いを十分考慮して作られていると考えられますので、こちらもオススメかと思います。
いずれにしても、
どちらのカブト専用マットを使うにしても、効果の期待できるものは高価(ダジャレ?^^)ということになってしまいそうです。う〜ん、頭が痛いですね。また、好みの問題もあると思うので、いろいろ試してみて、自分にあったカブト専用マットをみつけることが、幼虫飼育の成功への近道ということになりそうです。
【ポイント1】
カブト専用マットは二次発酵まで完了したもの(黒いもの)を選ぶ
【ポイント2】
昆虫ショップ系、昆虫用品系のメーカー製のものが安心 |
【ピックアップ アイテム】★★★★★